指しゃぶりの影響
- 2021.12.15 | お口の豆知識
こんにちは🌞
今日は指しゃぶりについてお話します。
赤ちゃんや子どもが、指しゃぶりをする理由として、母乳を飲む練習、退屈な時や眠い時、お口に入れて形や感触をを学ぶ子どもの発達過程です👶
また、生後2~3ヶ月頃の赤ちゃんに見られる指しゃぶりは、ハンドリガードといい赤ちゃんが自分の手だと認識する大事な成長の発達過程です。なのでやめさせる必要はありません!
指しゃぶりはいつまでしていいの?と思われるお母さんも多いと思います。
年齢的には3歳まで様子見で大丈夫です。
だからと言って、絶対やめさせるもではないです。
指しゃぶりは、赤ちゃんや子どもの精神発達段階の一つとして必要な反応だと言われています。
指しゃぶりを卒業する目安として3歳までは様子を見てあげて下さい!
しかし、4歳を過ぎても指しゃぶりをやめられないようでしたら、歯並びが悪くなる原因になりますので対応が必要となります。
成長期に指しゃぶりをしていると歯に余計な力が加わり歯の位置や傾きが悪くなります。指を吸うことで、頬の筋肉を内側から、おす力が加り顎の成長を邪魔してしまいます。そうすることで、歯並びがガタガタしてきたり(そうせい)、前歯が前に出てきたり(上顎前突)、上下の歯が噛み合わなくなる(開咬)原因になります。
また、歯が生えてきても頻繁に指しゃぶりを続けると歯が頻繁にあたる指に吸いだこができる子どももいます。吸いだこに細菌が入り化膿してしまうこともあります。特に指しゃぶりを頻繁にしてるお子さんの指は、こまめにチェックするようにしましょう。
⭐️ 指しゃぶりをやめる方法 ⭐️
①指しゃぶりがよくないことを伝えてあげる
「バイ菌が体の中に入って風邪ひくよ」、「指しゃぶりをするとカッコ悪いよ」と本人に自覚をさせましょう。
② 遊んであげる
暇な時、退屈な時に指しゃぶりをしてしまう原因につながるため、遊ぶ機会を増やしたり、外で遊んだりしましょう。
③ 寝る時に手を繋いであげる
眠くなった時に指しゃぶりをする子どももよくいます。寝る前に手を繋いであげると、安心感で心地よく眠ってくれ、指しゃぶりの防止に繋がります。
④ コミュニケーションをとって安心感を与える
⑤ 好きなキャラクターなどの絆創膏を貼る
無理矢理やめさせる必要はありませんが、大きくなってからも指しゃぶりがやめられない場合には、歯並びにも影響してきますので気になる方は一度ご相談下さい。